上海行きの飛行機で、命懸けの胴体着陸を体験!!

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~40年に一度の大雨におそわれ街がプールになった上海~
 
 
 
そして、ようやく上海虹橋国際空上空に近づいた時、窓から空港を見るとまるで空港の滑走路がプールのように水が溜まっていました。着陸に問題がないか管制塔と何度も連絡をとっているようで、同じルートを何回も旋回する。
 
 (まさか、ここまできて、また北京までもどらないよな。)
 
しかし、命にはかえられません。
 
どうするのかな?と様子をみていると、飛行機は意を決したかのように着陸態勢に入りました。スチワーデスがシートベルト着用のジェスチャーを繰り返し、見本をみせるかのように、早々とシートベルトをして着席する。その顔は、あきらかに緊張している。乗客も静かにすわり座席をにぎりしめる。
 
ブシュ~~という大きな水しぶきの音とともに水が飛行機の窓まで跳ね上がる。
 
 少し機体が横になるが無事到着。乗客からわれんばかりの拍手がわく!
 
 水しぶきが胴体に吹き上がったのか、海の上に胴体着陸をしたような感じがした!
 
 みんな無事で到着した喜びで、大騒ぎになる。まるで映画の中に自分がいるような光景を見る。
 
  時計は23時を少し回っていました。ここから上海国際空港や上海市内には50~60km距離がある。すでに日本行きの国際便は運航していない。本日の帰国はあきらめる。
 
 しかし、どうやって帰国するのか心配になる。そうゆうアナウンスや情報は全くない。
 
CAにたずねても、我々は悪くない!の一点張りでそれ以上の情報は教えてくれない。
 
 とりあえず、みんな飛行機をおりるので、流れにのることにする。この空港でいった荷物を持ってかえるように指示されたので、荷物受け取りコーナーに行く。
 
 しかし、待てどもくらせどもわたしの荷物が出てこない、まわりを見渡すと乗客はとうとう私一人になってしまいました。こころぼそくなりながら、クレームカウンターに行って荷物紛失証明書をもらう。
 
着替えを含む衣類やオリンピック選手のサインが入った記念品や大切なカメラetc
 
 必要なものがたくさん入っていたので、がっかりする。しかし、ロンドン空港で手荷物を分ける時にいやな予感がしたので、カメラの画像を保存してあるSDカードはポケットの中にしまいこんであるので、無事でした。
 
そのSDカードを取り出しぐっとにぎりしめる。
 
(これさえ無事なら大丈夫!)
 
と、わけのわからないことをつぶやき元気を出す。
 
「今後どうすればよいのか?」
 
と中国東方航空のお客様サポートカウンターに尋ねる。すると、3Fに行ってこのチケットでバスに乗車してくださいという。
 
 ここは中国の国内線の空港なか。もちろん中国語で言っているので、何を言っているのかさっぱりわからなかったが、表情や身ぶり手ぶりでなんとか理解する。
 
指定された隣のターミナルの3Fに行ってみたが、誰もいない。
 
ひとっこひとりいない!
 
 (まずい!どうしよう!)
 
我々の便が最終であったのだろうか、ターミナル内部の電気がパチンパチンと次第に消えていく。この3Fのフロアーもだんだん暗くなっていく。
 
 そとに出る扉がないか何度も何度もフロアーをぐるぐるまわる。外に出るドアには、すでにオートロックでかぎが掛かっていて外にでれない!
 
(やばい!!)
 
   このあと、さらに大変な事態が巻き起こります・・
 
   いったいどうなってしまうのか!
 
            ーつづくー
 

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