空港が大混乱!騒然となる!!

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                         ~大混乱する空港のようす~
 
18時30分 
 
 ようやく、出発のアナウンスがながれると、
上海行きの搭乗をまっていた人々から拍車がわきあがる。
みんな生き生きとした足取りで滑走路内を飛行機まで
送ってくれるバスに乗り込む。
しかし、ここでも大混乱がおこる!
 
 なんとチーフCA(スチュワーデスの親分)が地上と飛行機に乗り込む階段の中央から

「ここに乗車してはいけません!」
 
と大きな声と身ぶり手ぶりで訴えている。
ターミナルから飛行機まで送ってくれたバスはもう引きかっしているので、もういません。

飛行場に残ったのは乗客達だけでした。
私を含む乗客達はこの信じられない現状をたたぼうぜんと立ちすくむだけになっていました。

(私は内心、おもしろいな!)
 
と思いました。これからいったいどうなるのか?と自分の運命をすこし楽しんでしまっている自分がいました・・・
 空港の滑走路で約1時間ほど空港に立ちっぱなしにされ、ようやく機内に案内されました。

 

 どうやら機内ではお客様を迎える準備が出来ていなかったようなので、入れなかったようです。
 
(それにしてもお客を外で立たせてまたせるとは、ひどい・・・)
 
 上海空港はこの時間になっても、フライトが出来ない状況なので、
上海国際空港から約60kmはなれた上海の地方の上海紅橋空港に向うということでした。
 
 台風の目に向かっていく我々の飛行機はとてもゆれ、CAの指示で窓は全部しめました。
 
(あけて外をみると怒られている乗客もいました)
 
あまりゆれるので、わたしもつい窓から外をみましたが、
飛行機の羽が、まるで鳥がはばたくようにバタバタと上下に大揺れしていました。 

(あんなに飛行機の羽が曲がって、折れないのかな?)
とびくびくしていました。

 

(ははあ~~ん、CAは、この状況を見たら乗客が不安になるので、だから窓のブラインドをしめるように指示していたのだ!)
 
 そして、ようやく上海虹橋国際空上空に近づいた時、そらから空港をみるとプールのように水が溜まっている。

 着陸に問題がないか管制塔と何度も連絡をとっているようで、同じルートを何回も旋回する。
 
                                        -つづくー

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