ロンドン五輪競泳男子２００メートルバタフライ銅メダリストの松田丈志（コスモス薬品）が11日、都内で会見し、現役続行を発表した。松田は２８歳。

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　今後は拠点を国立スポーツ科学センター（ＪＩＳＳ）に置き、平井伯昌日本代表ヘッドコーチを師事。24年間苦楽をともにしてきた久世由美子コーチは、地元宮崎県延岡で後進の指導にあたるため、師弟関係は解消することとなった。

　松田は「もう１度、世界一を目指して、現役を続けることにしました。１年１年が勝負。まずは来年の世界選手権でいい泳ぎをしたい」と意気込む一方で、ビニールハウスプールから二人三脚で歩んできた久世コーチとの別れには「何もない、資金も施設も情報もないところから、ずっと一緒にやってきた。本当にすごい24年間だったと思う。最後にロンドンで金メダルを取れなかったのが、１つだけ悔いが残る」と、涙。

　久世コーチは「ずっと私に夢を持たせてくれた。彼の１つ１つの成長が喜びだった。いい24年でした。これまでのことを財産にしていってほしい」と、教え子にエールを送った。