金沢21世紀美術館、北海道旭川市の旭山動物園、佐賀県武雄市の同市図書館 が文化施設連携
5月に武雄市に足を運んだことも。樋渡市長のエネルギーにしびれてきたことも。
その一つの成果が、今朝8月14日の地元紙北國新聞朝刊一面トップに掲載された記事。見出しは「「奇跡の公共施設」連携 金沢、旭川、武雄」。
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記事はこう始まっている。
「金沢市の金沢21世紀美術館、北海道旭川市の旭山動物園、佐賀県武雄市の同市図書館 が10月に「文化施設連携パートナーシップ協定」を締結することが13日、分かった。 既成概念を打ち破る取り組みで知られる「奇跡の公共施設」がスクラムを組み、「文化」 や「教育」「創造」をキーワードに地方都市に活気を与える方策を全国へ発信する。PR 面でも連携し、さらなる誘客を目指す。」
簡単に経緯を。
5月に武雄市に訪問。夕食時、澎湃としてこの話題が上がる。決断の早い樋渡市長と私のこと。その場で決定。調印の日も決めてしまう。ただ、この段階で旭川市の意向はまったくわからない。だって、樋渡市長も私も二人とも旭川市の西川市長のことは知らないんだから。なんのこっちゃという感じだ。で、飛び込み営業の得意な私が連絡を取ることに。
金沢に戻り、いきなり旭川市の西川市長に電話。西川市長も決断が早い。トントコと話が進む。
さて、協定締結にあたっての共通事項。
三施設ともに市が設置者となった公共施設である。また、美術館、動物園、図書館といった、決して新しいジャンルではなく、戦前、否、明治時代からある古い古い分野である。さらに、陳腐な表現になるが『市民に開かれた』施設として、地方から新たな文化を創造し、その地方を活気づけることにもなった。
もう一つ。21美は入館者150万人、旭山動物園入園者160万人。武雄図書館、5月の段階で樋渡市長の言葉、「年間で100万人超えを目指します。いや、行きますよ。」本当に行きそうだ。
キーワードは『市設置』、『昔ながらのジャンル』、『100万人超え』。
ちなみに、私は他自治体との協定において大切なことは、双方にとってシナジー効果が期待できるかどうかだと思っている。1+1が2でとどまるものはいかがか。だって、そのままやっていけばいいのだから。あくまでも、1+1が3なり4なりになることが期待できるものにしていくべきではないか。もちろん、一番大切なことは、関わる人間のモチベーションの高揚であることは言うまでもない。
さらなる詳細は、これから詰めていく。いや、私たち市長じゃなくて、担当職員の皆さんが。