イギリスと日本の教育制度の違いについて!①
(イギリスの名門イートンカレッジ)
私は小学校の授業で先生が教室にきてくださるのがあたりまえだと思っていました。
最近、空手を深く勉強する時に、東京の講習会に出かけたり、海外の先生のもとに出かけたり、恩師のご自宅まで押し掛けたり、自分が勉強しに出向くのが当たり前になっていたので、グレイグさんのおっしゃりたいことは、すぐに理解できました。
そういわれてみれば、なんで日本は先生が教室にきてくれるのだろう?
と素朴な疑問を私も持ちました。日本の国が行ってくれている、
日本の小さい子供の教育システムをそのような角度で考えたことがなかったので、非常に興味深く感じました。
武道の世界に置き換えてみても、昔はきっと道場をもっていらっしゃる偉い先生のところに通っていたに違いありません。戦後になってGHQが日本の復興にスポーツを取り入れたことにより、小学校の体育館や公共の体育館が使用できるようになり、武道の先生も生徒達が集う(つどう)場所に向かっているのだと思います。
ここ最近、武道を習う本人の気持ちをやしなうという面において、度々弟子の都合にあわせて、集合場所にきてくださるというのは良くないと感じていたので、子供のやる気を自然に育てるという意味ではイギリス教育のほうがはるかに進んでいると感じました。
勉強も武道も本人のやる気が一番大切なことだと、最近つくづく感じます。
(あとからこの問題については特集で詳しくふれます。)
さて、一方中国の教育についてそうさんの意見を聞いてみました。
中国では勉強の進み具合に応じて、学年を飛ばすことができるそうです。
いわゆる「とびきゅう」です。
そうさん自身も5年生からすぐに中学生となり、今秋、20歳で大学を卒業予定だそうです。日本語をマスターするのに日本のTVや雑誌をみて日本語をぺらぺらにマスターするのだから、本当に天才です。
(そうさんのような天才は、初めてお会いしました。なんと日本語も標準語と若い娘さんが日本で使用する流行りの現代語までマスターしているのにはびっくりでした!)
他の国の教育制度の良い点を聞かせていただいた時には、大変感銘を受けました。
しかし、我が日本もとても良い教育があります。それは礼節です。
ロンドンの大学でも大学生なのに、授業を聞かないで先生に注意されると、暴力をふるうことがあるとグレイグさんは嘆いていました。
日本ではないことです。それは小さい時から自然と礼節を学んでいるからだと思いました。
このあと、大バトルが!!
ーつづくー