上海上空で40年に一度の台風に遭遇する! その2

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    ~バスの中で、ご自慢の楽器を見せてくれる外人女性~
 
 
 隣に座っていた女性も肩を落としている。
なんとか励ましの言葉がないか探すがなかなかみつからない。
片言の英語で語りかけるがつづかない。
 
 
 大きなバックに楽器の様なものが入っているので、
見せてくださいというと楽器を私に見せて、説明を始める。
どうやらその楽器で演奏会に出席した帰り道だと言っているようでした。
 
 

音楽や楽器の話をすると、彼女にもようやく元気が出てきました。
(よかった。)

   

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    ~中国語、英語、日本語もぺらぺらのそうさん~
 
 ホテルについた時、みんなの不満が爆発するホテル側もあつくなっている乗客の対応に困り、双方の声がつい大きくなる!!
 
 言葉が通じないので、お互い何を伝えたいのかわからない。
いらいらした感情だけがつのる。日本語や英語は全く通じない。

 中国語が話せないとどうにもならないような空気になる。
乗客のみんなもホテル側も困り果てる。

 

しかし、なんとここで救世主が現れる。
 
「若い彼女は、大丈夫ですか?」
 
と乗客達にやさしく声をかけてくれている女性達がいました。

 

 妊婦さんや体調が悪く困った人も、そうさんやそうさんのお連れの人がやさしく通訳をしてあげ、対応してくれました。
 
 そうさんも我々同様、乗客としてトラブルに遭遇してつかれています。そうさん達もすぐにでも部屋で休みたいだろうに、最後までホテルのフロントにいて、みんなの通訳をかって出ている。(素晴らしい。)このそうさんともう一人のかたの通訳のおかげでそこにいた乗客全員が助かる。
 
 
私も当初のあたえられた部屋のタイプは、ダブルの部屋でした。初めて会うイギリス人男性と相部屋になるはずでしたが、彼女の通訳でシングルの部屋に変更していただき、とても助かりました。
 
 
気になるホテルの値段や滞在費は、中国東方航空側が全額負担してくださり、2泊分のホテルでの宿泊代と食事が3食付くというお話でした。
 
 
シングルルームへのアップグレードは追加料金を支払い、私の自己負担分は日本円で約1800円(2日間)の追加料金でOK!だということでした。
 
お世話になったそうさんとお連れの人にお礼を言って部屋に入る。明日の朝食を3人で食べる約束をする。時計を見るとすでに深夜12時半をすこしまわっていました。
 
 
        このあと、ここまで我慢していた、私が涙ぐむ・・・
 
       いったいどうなってしまうのか!
 
                   ーつづくー

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