世界のアワードに金沢市が日本初入賞!


金沢の夜景 -Kanazawa Night view Museum-

2011年city.people.light アワードに金沢市が日本初入賞、第1位はバリャドリッド市が獲得

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照明の利用によって、都市におけるやすらぎのある生活をさらに向上

2011年11月18日


* この報道資料は、2011年11月17日深夜に欧州で発表された内容をもとにしています。
 イェーテボリ(スウェーデン)発-スペインのバリャドリッド市(Valladolid)は、2011年city.people.light(シティ・ピープル・ライト)アワードの第1位に輝きました。この賞は、フィリップスがLUCI(The Lighting Urban Community International Association、ルチ)と共同で毎年行っているコンペティションです。毎年、照明によって、都市や街に住み、働く人々、さらにはそこを訪れる人々が安心して幸せに過ごせる環境を実現できることを証明したグローバル・プロジェクトに授与されています。
 スウェーデンのイェーテボリで、本日開催された式典では、バリャドリッド市長のJavier León de la Riva氏に、同市の‘Rivers of Light (光の川)’プロジェクトを称えてcity.people.light アワードが授与されました。
 光の川プロジェクトは、バリャドリッド市の中心地のさまざまな地域をつないで、市の新しい夜景を創りだすもので、市民に大きな感動を与えました。バリャドリッド市の最も重要な文化財や広場が、光を浴びて新たな命を与えられたためです。そこには、心地よくエレガントな新しい光をまとったものもあれば、暗闇から突然姿を現すものもあります。
 「バリャドリッド市のプロジェクトは、照明が単に安全や視界を確保するための手段ではないことを示しています。照明はいまや、都市の文化的アイデンティティを構成する不可欠な要素として認められています。本年エントリーした24都市はいずれも、このことをよく認識していて、それぞれのプロジェクトにこのコンセプトが採り入れられていました。フィリップスは、照明によって都市が住みやすい場所になることを証明した参加都市、とりわけ受賞された都市にお祝いの言葉を述べさせていただきたいと思います」と、フィリップス ライティング部門 プロフェッショナル ライティング照明器具事業CEOのMarc de Jongは語っています。
 「バリャドリッド市のプロジェクトは、都市のエネルギーと経済的要素を前提としつつ、この街に住み、あるいはこの街を訪れる人に象徴性と視覚的な心地よさをもたらすものです。バリャドリッドで生活する人々およびこの都市を訪ねる人々が、活気に満ち、賑やかな中心街で、友人と会ったり、タパスをつまんだり、カフェテラスで寛いだり、あるいは街をのんびりと散歩したりしながら、この街のもつ審美的な素晴らしさをこころゆくまで楽しむことができることを目指したプロジェクトなのです」とcity.people.lightアワードの審査員長、Anna Shakhparunyants氏は語っています。
オランダと日本が第2位、第3位に
世界24都市がエントリーした今年のコンペティションで第2位、第3位を受賞したのは、オランダのロッテルダム市と日本の金沢市でした。オランダのロッテルダム市は、「Rudolf Teunissen氏によるブロークンライト」で第2位を獲得しました。アチェストラート(Atjehstraat)通りを変身させようというこのプロジェクトは、開発事業者、住宅企業、市議会、プランニングエンジニア、地元住民などの関係者による要望調査を経て選定されたもので、数年前まで犯罪が横行していたアチェストラート通りが、照明によって見事に再生しました。このプロジェクトによって、アチェストラート通りと周囲の通りの住民同士の絆も強化されました。アチェストラート通りは、このプロジェクトを通じて、この界隈の社会的、文化的発展の動きに組み込まれ、通りとしての魅力を増すことにより地域の経済発展に貢献しています。
「この照明プロジェクトは、通りに視覚的な快適さと明るさをもたらし、住民たちに今までになかった自尊心を取り戻させたのです。かつては忘れられた存在だったこの通りは、いまや光の多文化的な祭典を楽しむために、街のいたる所から人々が集まります」と審査員長Shakhparunyants氏は語っています。
金沢市のプロジェクト
日本の金沢市は、金沢の歴史と文化を象徴する照明のシークエンスを創り出すというまったく異なる目的をもち、2011年city.people.light アワードの第3位を獲得しました。金沢市は、400年にわたって城下町として栄え、歴史的な側面を強く持つことで知られています。この照明プロジェクトは、観光客がより長い時間、金沢に滞在するきっかけを提供するとともに、観光名所の景観をいっそう浮き立たせ、街の観光業、経済、活力の向上につながるものと言えます。
「金沢の照明プロジェクトは、金沢市の夜間照明計画と金沢城公園のライトアップの調和を図ることによって、同市のイメージとアイデンティティを表現しようというものです。それによって、市民と観光客はこの街の歴史と文化をともに体験することができるようになるのです。」と、審査員長Shakhparunyants氏は語っています。
「世界中のプロジェクトから選ばれた、city.people.light アワードの受賞を大変嬉しく感じています。本賞は都市の照明戦略の重要性と効果を広く世界に示すという点で、誠に意義のあるもので、これを機会に一層美しい景観の形成に取り組んでまいりたいと思います」と、金沢市長 山野之義氏は語っています。
今年のコンペティションにエントリーした24都市を審査したのは、ライティングアーキテクト、ライティングデザイナー、市の照明責任者など6人からなる審査員団でした。照明プロジェクトによって、市の文化遺産や建築遺産、夜間のアイデンティティや環境への貢献に新たにどのようなものが加えられたかといった複数の基準にもとづいて慎重な審査が行われました。
今年で9年目を迎えたcity.people.lightアワードですが、創設から回を重ねるごとに、真にグローバルな賞へと成長してきました。当初はエントリーするのはヨーロッパの都市がほとんどでしたが、現在では中国、ブラジル、ロシア、さらにはアジアやラテンアメリカの諸都市など新興国の都市からのエントリーが増加して、本当の意味でグローバルなコンペティションとなっています。
city.people.light アワードについて
 city.people.light アワードは、都市が照明という手段を通じて、その都市に暮らし、働き、観光やビジネスで訪れる人々の幸福のために、都市環境を「再び人間らしいものにする」取り組みを行なったことを顕彰すべく創設されました。授賞対象は、現代の都市生活のニーズへの理解と、一貫した照明戦略の中での「都市」「人々」「照明」についての考えをもっとも見事に統合させた都市となっています。
 この賞の審査を担当しているのは、代表的なライティングアーキテクト、ライティングデザイナー、市の照明責任者など5名の審査委員で構成される国際的で、独立した審査員団です。審査員団は、対象となる照明プロジェクトが市の文化・建築遺産や商業生活、夜間のアイデンティティ、環境への貢献に新たにどのようなものを与えたかといった複数の基準にもとづいて慎重な審査を行います。
2002年に創設されて以来、このコンペティションには2011年にエントリーした24都市を含めて192を超す都市の照明プロジェクトがエントリーしてきました。
この賞はフィリップスによって創設され、LUCIと共同で運営されています。LUCIは、
世界95都市と、照明を主たるツールとして持続可能性と環境問題に配慮しつつ都市開発を行っている照明専門家たちをつなぐ独自の国際ネットワークです。都市照明におけるこうしたビジョンを共有する都市を顕彰し、その存在を広く知らしめることにより、city.people.light アワードは、LUCIの枠組みの中で-そしてそれを超えて-照明のよりよい利用に向けて進歩を続けている参加者を表彰しています。
さらに詳しい情報については、www.citypeoplelight.com/award をご覧ください。

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