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ロンドン五輪

競歩『大学2年生の西塔(さいとう)』『日本人トップ18位の藤沢』両選手の話!

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大学2年生の西塔「山県を見てすごいな、自分もがんばろうと思ったが」
 余裕があったとは思うんですが、状態としてビビっていたのでどうしたらよいのかわからなかったのが正直なところです。
 
――序盤で鈴木が飛び出したがどうだったか?

 ちょっとついていこうかと思ったんですがとりあえず、(鈴木)雄介さんが飛び出すかなとは予想していました。なので、ついていくかはその時の調子で決めようと思っていたんですが、スタートしたら雰囲気に飲まれて混乱してしまってそのままのペースでいってしまいました。

――普段、一緒に寮生活をしている東洋大駅伝チームの仲間からは何か言われた?

 みんなから「がんばれ」と言われて同級生の田口(雅也)からは「頑張れ」とメールももらったし、斎藤(貴志)主将からも「がんばれ」と言ってもらったり、部員全員から日の丸に「がんばれ」と激励の寄せ書きをもらってうれしかったです。

――先輩の柏原竜二(現:富士通)くんからは何か?

 柏原さんの連絡先は知らないんですが(笑)、(酒井俊幸)監督を通じて五輪代表が決まってからメッセージをもらいました。
 
――陸上短距離で同じ広島出身・同学年の山県亮太(慶大)くんの活躍は刺激になった?

 山県くんのレース結果はアップの前に聞いて「すごいな、自分も」と思ったんですが、空回りしてしまいました。

――初めての五輪は楽しめた? 

 楽しむというより、ビビって何もできなかったというのが今の気持ちです。

――19歳で五輪に出た意味は感じてる?

 19歳で五輪を経験できたのは自分のなかでも大きいので次のリオ、世界選手権とどんどんやれるところまで出場していきたいと思います。

――7月の世界ジュニア選手権からバルセロナ、東京、ロンドンと移動がハードだったけど、そういった移動による疲労はあった?

 正直疲れていて、ロンドンに到着してから緊張とプレッシャーで 眠れない日々が続いて、昨日も眠れなかったんですが、こういう状況でも力を発揮できるのが一流選手なので、僕はまだまだ二流だなと思いました。
 これからもこういった経験をすると思うのでこの経験を生かして、リベンジしたいと思います

――眠れなくなるのは五輪特有のプレッシャーからくるもの?
 世界ジュニアの時は自分で勝負をしていこうと強い気持ちを持って臨んだんですが、オリンピックという舞台はスポーツ選手にとって最高の舞台で自分もそれを目指してやってきて、いざとなると本当にすごいと思いました。


■ 日本人トップ18位の藤沢「ペースをあげすぎましたね」
――結果についての感想は?

 失敗しましたね(笑)。(鈴木)雄介がいなくなってから、ちょっと焦ってしまって、僕にプレッシャーがかかってきたのを感じたので、自分から上げていってしまった。予定では柳沢(哲)コーチから言われた「ラスト5キロ」だったんですけど、それより前でペースを上げてしまって、そのせいでラスト1周がボロボロになってしまった。13キロから上げたのはミスだったなと。あれを(上げずに続けて)やっていれば、タイムもちょっと山崎(勇喜)さんの五輪の(日本人の)最高記録にも届いたかなと思います。

――自分が日本のトップになって焦った?

 そうですね。日本人トップになって、僕、それからコーチ陣も「お前しかいない」という感じになってきたので。彼(鈴木)がいたときは最下位を歩いていてもいいぐらいの気持ちで、出遅れてもいいという感じで楽に歩いていたんですけど、僕に注目が集まり始めて焦ってしまいました。

――予定より早くペースを上げ過ぎた?

 上げ過ぎましたね。最後、もったいないくらい(ペースを)落としてしまった。最後は、もう動かなかったですね。足にもきていて。中盤、13〜14キロで上げたのは失敗でした。

――体調は?

 体調は特に問題なく、上の選手とは持ちタイムが違うので、僕は21分フラットぐらいを狙ってずっと押していく感じで、勝負というよりもしっかりとタイムでまとめて、それで結果がついてくればという感じだったので、もう少しイーブン(ペース)で進められればなという感じでしたね。

――後半、落ちてくる選手を拾っていくプランだった?

 そうですね。その展開が良かったんですけど。あと、やっぱり、思った以上に入賞圏内とだいぶ見た目で離れてしまったのが、痛かったですね。もう少し落ちてくるかなと思ったんですけど、そんなに落ちてこなかったので。ちょっと焦ってしまいましたね。

――歩きにくいコースだった?

 ああ、そうですね。最初はあまり気にならなかったんですけど、狭さも少し嫌だなと思って。だいぶ選手と衝突もして。ボコボコしたところも多少、ひっかかったところはあったので。ちょっと歩きにくかったですね。

――タイム、順位について

 ちょっとタイムがもう少し、ラストをもっと上げていく予定だったので。全然、予定どおりにできなかったので、また同じ反省の繰り返しで、五輪でも。課題を全然クリアできていないなという感じですね。

――あらためて、どこが課題と感じたのか

 慌ててしまった。絶対にイーブンペースを崩すなと言われていたので。小坂(忠広)強化部長からは「ラスト2キロを思い切り歩ける感じでもいい」と言われていたので、そこで少し焦ったのが精神甘かったです。

――これから世界を目指す上で何が足りない?

 持ちタイムですね。上で戦っているのは、17分台、18分台の選手たちなので、まずは日本記録を破っていかないと自信を持って戦えないなと。周りのコーチ陣も、あの場所で戦うのは、今の実力では無理という判断なので。(鈴木)雄介もだいぶ挑戦したんですけど、ああいう結果に終わっているので。まずはしっかり持ちタイムを上げていければと思います。

――初めての五輪の舞台は、どうだった?

 楽しかったですね。結構(雰囲気に)のまれるかなと思ったんですけど、ガチガチになって。意外と前半、落ち着いて行けたかなと。西塔(拓巳)は集団から遅れないようにとがむしゃらに歩いていたんですけど、別に僕はタイムを見ていて前半は焦らず落ち着いて歩けて良かったなと思います。

<了>

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