初めての腕立て伏せ成功♪

気がつくと、俺は黒帯の真ん中で腕たせ伏せをしようとしている！

（あれ？しまった、こんなことできるかな？）

まだ、手術が終わって背骨がくついいていない状態です。
（手術で背骨を一か所とってしまったので、しんじられないかもしれませんが、
　私には背骨が一か所ありません）

本日は、50名くらいの精鋭たちが集まり、
強化練習がありました。

私は動けないのでボーっと稽古をながめてりると、

『黒帯はあっちにいって腕立て伏せをしていなさい！』

とわたしのほうに黒帯が押し寄せてくる。
（まあ、ボーっとしているよりはいいかな）

なんて黒帯をみんなひきうけちゃいましたが、
みんな腕立てふせや拳たてを日ごろやっていないのか、
ものすごく下手で見てられなくなり、

『見てろ！腕立てふせとはこうやるんだ!』

っとつい叫んでしまいました。

叫んだあと、しまった～～～～、俺は大手術をしたんだ！すっかり忘れていた！

おまけに背骨も一か所なかったんだっけ・・・。
やば～～とうしよう！

わたしは黒帯の真ん中にいて、逃げるとこもできない。
やるしかない！
しかし、リハビリでもそんな危険なことはやったことがない！

背骨がない部分は金属で骨と骨をつないであるが、
それはじっとしていても痛い！
お腹の神経は手術に切っちゃったので、腹筋に力がはいらない！

もう、病院で習ったインナーマッスルにたよるしかない！
インナーマッスルに力をいれて、
（なむあみだぶつ、なむあみだぶつ、どうか神様成功させてください！）

っとわけのわからないお祈りをする。

なんとか1回成功！
調子にのり、拳立てにかえ、がんばって１０回する。

黒帯たちも、手術をした私がやってのけたのでさぼるわけにもいかずに、
懸命にがんばる！

腕立て伏せは火事場の・・・なんとかで無事できましたが、
今月の下旬にＣＴとＭＲＩの写真を撮り、
主治医の検査を受けるのがとてもこわくなりました。

わたしの体はいったいどうなってしまったのか！

　　　　　　　　　　　　　　　－つづくー