イチローの裏話!

 本日は、イチローの偉業達成の裏話を紹介した記事を発見したので転載させていただきまました。
 
 
 
 
以下はその感動の記事です↓。
——————————————————————————————
昨年9月にメジャー通算2000安打を記録した時と同様、今回もリリーフ投手らによる万歳三唱は、ブルペンコーチを務めるジョン・ウィッテランドの音頭によるものだった。

 その瞬間、イチローの緊張が緩む。

「ちょっとほっとしました」

 先日(9月18日、現地時間)、日米通算3500安打を打ったとき、イチローは低迷するチームの中で個人記録が注目されることを拒んだ。

「2年前のことがトラウマになっちゃって、あれ以降、僕の中では何を喜んでいいのか、ちょっと分からなくなった」

 しかしこの日は、打った瞬間にダッグアウトの選手全員が立ち上がって、拍手を送る。回が終わって守備に就けば、ライトのブルペンにいた投手らが万歳で祝った。

 イチローは一人ごちた。

「喜んでもいいんだ……」

■感情を出すことへの恐れ

 2年前、一部のチームメートから、「チームの勝利よりも記録を優先する自分勝手な選手だ」と決めつけられ、あらぬ目を向けられた。それは、「自分のことができて、初めてチームに貢献できる」というイチローの哲学が揺らぐほどのもの。結果としてイチローは、殻にこもり、自分の感情を出すことを恐れるようになっていった。

 昨年、その殻をケン・グリフィーが強引にこじ開けたのだが、その彼はすでに引退し、今年もチームは100敗をうかがう勢い。イチローは記録が近づいて身構えた。

 一連の経緯を聞いて、「そんなに悩んでいたのか?」と話したのは、デービッド・アーズマ。彼は、「2年前のことはいなかったので分からない」としながらも、こう言った。

「プレーオフに出られない状況になったときこそ、気を引き締めて、僕らはプレーしなくちゃいけない。そんな中でイチローは、ヒットを打つという彼の仕事をしているまでだ。最悪なのは、プレーオフに出られないからといって手を抜いたりすること。それこそ、自分勝手な選手だ」

 ブルペンで、人一倍胸を張って万歳をしていたブライアン・スウィーニーも、「そんなことがあったのか」と暗い顔を見せたあと、「心配する必要なんてないのに」と言ったが、少し考えて絞り出すように続けた。

「そういう孤独を感じながらプレーし、200安打に達したのだとしたら、さらにすごい」

 彼はこんな例え話をした。

「1マイル(約1.6キロ)を一人で歩くと、長く感じるだろ。でも、仲のいい友だちや子どもと歩けば、1マイルなんてすぐだ。イチローは、本来短い道のりを、何倍もの距離に感じながら、たった一人で道を歩いていたんだろうか」

■一番の“発見”は仲間の祝福

 いや、イチローにも仲間はいたかもしれない。マラソンに例えれば、最初はグリフィーやマイク・スウィーニーが、ペースメーカーだった。

 しかし、彼らが途中で離脱。そのあと、イチローと伴走できる選手はいなかった。今年のチームメートは2年前とは違う。イチローが振り向くことができれば、並びかけてくる選手はいたかもしれない。しかし、2年前の視線が気になり、イチローは振り返る勇気を持たなかった。

 だからこそ、ブルペンの万歳はイチローの胸を打った。

 試合後の会見途中、フェリックス・ヘルナンデスが、「おめでとう」とわざわざ言葉を掛けに来た。

 それもイチローにとっては、特別な意味を持ったはず。2年前には、アンチ・イチロー派に、彼もまた抑制されていた。この日、わずか2安打で敗戦投手になったにもかかわらず、記録を祝福しに来たところには彼の成長もうかがえる。

 今回の日米通算3500安打、10年連続200安打達成に、おそらくイチロー自身は何も期待をしていなかったはず。波風立たずに通り過ぎてくれれば、と。

 しかし、チームメートがそばにいた。その発見こそが、今回の記録で意味を持ったのかもしれない。

<了>

 
———————~あるコラムより抜粋~—————————————
 
 
 
 
 
 
 
 
ー上記の記事を読んで管理人の感想ー
 
 
イチローの10年連続200本安打の陰でこんなにイチローが悩んでいたなんて。
 
野球の技術以外のことで一流選手もなやんでいるのかとびっくりした記事でした。
 
先日の報道では、イチロー選手はチビッ達の前で『11年連続200本安打達成!』を決意したと聞きました。
 
『がんばれ!イチロー』
 
IT道場のみんなも応援しているぞ!
 
 
                            ~つづく~
 

Follow me!